株式会社juura -
6月
27

タイヤとホイールマッチング

written by juura

タイヤのマッチングというと、インチアップ等のアフターマーケットを想像するかもしれません。しかし、SSBSが提案するタイヤのマッチングはそういうものではありません。

メーカーが標準で指定するタイヤの設定は間違っている

後でインチアップ等タイヤのサイズを変えるならいざ知らず、メーカーが標準装備となるタイヤの設定が間違っているとはどういう意味でしょうか。道行く車のタイヤを見てみると、タイヤの両サイドが極端に摩耗している車両が多いことに気が付きます。理由は、ホイールに対してタイヤが太すぎるからなのです。上記がメーカー指定のタイヤは間違っているという根拠です。そのようなタイヤは磨耗が早いだけでなく以下に示すように様々な弊害が生じます。また、最近流行りである大径、低扁平率タイヤには異を唱えます。

タイヤの設定が合っていないと、このようにタイヤの両サイドが 極端に減ってしまいます。

タイヤの設定が合っていないと、このようにタイヤの両サイドが
極端に減ってしまいます。

 

摩耗が早い

タイヤの両サイドが強く当たる為に摩耗が早く進みます。特にミニバンでは顕著となる為に偏摩耗を防止することをうたったミニバン用タイヤが発売されています。それは減りの早い両サイド部分を強化してあるのですが、強く当たっている状態を是正しなければ何の解決にもなっていないことは想像に難くありません。最適なセッティングを行うとタイヤ全面がきちんと接地するようになるので、タイヤの寿命は飛躍的に長くなります。

 

既に30000km以上走っているタイヤです。 最適なセッティングをすることで、均一に減っていくため、 タイヤの寿命は飛躍的に伸びます。

既に30000km以上走っているタイヤです。 最適なセッティングをすることで、
均一に減っていくため、 タイヤの寿命は飛躍的に伸びます。

 

最適なセッティングを行ったスタッドレスタイヤです。

最適なセッティングを行ったスタッドレスタイヤです。
均一に摩耗している為、 減っていることが分からないくらいです。

上の写真の左端部アップです。踏面の柔らかいスタッドレスタイヤは 摩耗に弱い為、特にセッティングが重要になります。

上の写真の左端部アップです。踏面の柔らかいスタッドレスタイヤは
摩耗に弱い為、特にセッティングが重要になります。

 

同、中央部です。

同、中央部です。

 

同右端部です。

同右端部です。

 

グリップが落ちる

タイヤが両サイドでつま先立っている状態ではタイヤ本来の性能を発揮できません。高価なタイヤを装着していても、100%性能を発揮できなければ安いタイヤにも劣ります。
当社ではタイヤの性能を100%発揮するようなセッティングを行えば、普段使いであれば高価なタイヤは必要でないと考えています。
ただし、韓国等のアジア製のタイヤは概してサイドウォールが柔らかく、踏ん張りが効きにくい傾向にあるため、日本製のタイヤをオススメしています。

燃費が落ちる

両サイドが強く当たることで転がり抵抗が増します。
最近では転がり抵抗が低いことをうたったタイヤが発売されています。
しかし、タイヤの設定が間違っている状態ではあまり意味がありません。

車体がフラつく

ミニバン用タイヤではサイドウォールを強化するなどしてフラつきを防止しています。
しかし、タイヤがきちんと接地せずに両サイドで突っ張っている状態ではあまり意味がありません。最適なセッティングによってタイヤがロール方向に踏ん張ってくれるので、カーブでの不快で恐怖を伴うようなロールやフラつきを押さえてくれます。

ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなる

タイヤの両サイドが強く接地するということは、タイヤの中央部の接地は弱いということになります。このタイヤの中央部に水を抱えることでハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
最適な設定をしたタイヤの場合、後方に跳ね上げる水の両自体が少ないことから、きちんと排水されていることが分かります。後方に跳ね上げる水の両が多い車は危険であるといえます。

車酔いし易い

一般には体内の三半規管が体のバランスを取れなくなることで起こるとされています。
車酔いは不安定なグラグラとした揺れによって助長されます。
最適なタイヤはその動きを抑制しますので、車酔いの防止につながります。
車酔いで困っている方はぜひお試しいただきたいと思います。

値段が高い

幅が広く、大径、低扁平率のタイヤは概して高価です。
高価なタイヤでも、その性能を発揮できなければ安いタイヤにも劣り、それは全くの無駄な投資となります。その車に合わせたタイヤマッチングを行えば、高いタイヤは必要ないのです。

ベアリング等、足周りへの負荷が大きくなる

最近では大径で低扁平率のタイヤ(大きくて薄っぺらいタイヤ)が流行しています。
その方がスポーティーで格好いいという意見もあるかと思いますが、SSBSでは意を唱えます。タイヤは一種のバネであり、それ自体でかなりの衝撃を吸収してくれます。
それが薄いということは、大きな力が足周りにかかることになり、ベアリング等の寿命が短くなります。また、当然乗り心地は悪化することとなります。
大きなホイールと薄いタイヤを選定する理由は、大きなブレーキ装置をホイール内に収めるためです。大きなブレーキシステムを収める為に大きなホイールが必要であり、タイヤを収めるスペースには制限があるためにしわ寄せとしてタイヤを薄くせざるを得ないのです。
つまりブレーキが効かないから大きなブレーキを積む必要があるわけであり、小さなブレーキでも不足がなければ大きなホイールとタイヤは必要ないのです。

ホイールの適正な締め付け管理

あまり知られていないことですが、ディーラーやカーショップではインパクトレンチ(電気や圧縮空気で作動する自動のレンチ)で締め付けを行っています。
その後お客様にトルクレンチ(所定のトルクでネジを締め付けるレンチ)をもって規定のトルクで締まっていることを確認してもらうようにしています。しかしこれは大きな問題です。
トルクレンチをもって規定トルクまで締め付けるわけではないので、締め過ぎの状態になっています。トルクレンチは規定のトルク以上で締まっていることを確認するものではなく、規定のトルクで締め付けるものなのです。
ですので、途中はインパクトレンチでで締めたとしても、最後はトルクレンチでゆっくりと締めなくてはならないのです。
また、ボルトはサビや汚れによる抵抗の為、一本一本締め付ける力が異なっています。
当社では、ボルトを締める際には潤滑剤を塗布し、締め付けの抵抗をできるだけ一定にします。そして、潤滑剤を塗布した場合、規定のトルクで締めると締まりすぎてしまう為、若干低いトルクで締め付けます。その後に規定トルクで締め付けを確認するときちんと締まっていますので全く問題はありません。ボルトはこのように締めなければならないのです。

以前、トラックからタイヤが脱落し、直撃を受けた方が亡くなるという痛ましい事故が起きました。
原因はハブの強度不足等部品の欠陥に落ち着きましたが、規定のトルクできちんと締めていればそれは起きなかったと考えています。
ボルトはある程度の強さで締め付けると伸びはじめ、逆に緩めると伸びる前の長さに戻ります。ボルトとナットは金属の弾性を利用して間にあるものを固定しています。
しかし、必要以上の力を加えある長さ以上に伸ばされるとボルトは縮む力を失って元に戻らなくなってしまいます。伸びっぱなし(弾性を失った状態)になったボルトは緩み易くなってしまいます。

ホイールはトルクレンチをもって規定のトルクでの締め付けを行います。

ホイールはトルクレンチをもって
規定のトルクでの締め付けを行います。

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